『ただいま それぞれの居場所』/北上市

◆ 2010年10月8日(金) 北上市文化交流センター・さくらホール中ホール


9月半ばにプレイベントとして、大宮浩一監督によるトークイベントを開催した、「ただいま」北上上映実行委員会。
上映会当日は平日でしたが、昼・夜をあわせて457名という入場者数となりました。
地元の福祉専門学校の介護科の学生98名も昼の部に鑑賞に来て下さり、多くの方々が介護問題について考える時間を共有することとなりました。
また、アンケートも多数、ご解答いただきました。その一部をご紹介させて頂きます。














◆ 感想

  • 介護の現状が描かれていて枠(法)にとらわれない介護は利用者にとっても介護者にとっても、その人らしさの尊重になりすばらしいと思いました。(10代 女性)
  • いろいろな高齢者がいて正直びっくりした。だけど高齢者は一人では生きて行けないから、私たちが支えて行かなければいけないと思った。(10代 女性)
  • 大変おもしろい映画でした。自分が施設で行っている介護に対する疑問と同じものを感じている人達が多くいることもとても参考になり、とても有効な上映時間だったと思います。(20代 男性)
  • すごく楽しかったです。本当に1人1人の個性を生かして介護していて、とてもうらやましく思いました。一番手のかかる人に合わせて介護する事。とても学びました。これからも介護の仕事に生かしていきたいと思います。また、機会があったらこの映画をみんなで見に来たいです。(20代 女性)
  • 『形式』にこだわらなくても良いんだなぁと感じました。介護が恐くなくなりました。若い人達がけっこう見に来ていて、「今の日本、案外すてたもんじゃない」思いました。(30代 女性)
  • 同じ介護職で働いています。様々な介護の現場があるんだということが分かるドキュメンタリー映画でした。認知症高齢者を抱えるご家族のご協力、ご理解もなければできない映画だったと思います。私も明日からご利用者様とのかかわり方、もう一度見つめ直していきたいと思う映画でした。(30代 女性)
  • この様な施設があることを、医療の現場にいながら知りませんでした。重度の利用者さん達に対し若い人達がおこることなく利用者さんたちの人間性と個性を尊重し接していることに深く感動しました。こうでなければならないと改めて感じ、共に働く多職種の人達にもこの映画をみてほしいと思います。まだまだ未熟な自分ですが、働くものとして障害を持った方々に対して、深い愛情を持って接していきたいと思います。(50代 女性)
  • 大変な仕事を明るく前向きにされている若い方々に感動しました。また、ありのままの姿が映されたことは、見る人の心にひびくと思いました。(50代 女性)
  • 介護士の忍耐力、頑張りに頭の下がる思いでした。こんな困難な仕事にも日の当らない、安い給料等々、色々改善して行かなければと、つくづく思いました。(60代 男性)
  • “宅老所”という「居場所」をはじめてこの映画で、その実情を知りました。小さな地道な努力をそのひとりひとりに合わせて働くことで、救われる人々の心の安らぎをしっかりと実現させている人々に心を動かされました。また、自分自身の老後の姿についてもいろいろと考えさせられるよい機会でした。(60代 女性)
  • その人に合った介護を見い出しながらやがては笑顔にたどりつく過程に感動しながら見ることが出来ました。(60代 女性)
  • 認知症になっても感情はしっかりあるのだということがよく分かりました。スタッフの皆さんはそれをよく察知して、しんぼう強く介護している姿に頭が下ります。これほど温かく接してもらえた人達は、本当に幸せだと思いました。(70代 女性)