「映画は映画館でしか見られない」
そんなことはありません。「この映画をよりたくさんの人たちに広めたい」という想いを持った皆様が主催者となり、地域のホールや学校で上映会を開くことができます。それが自主上映です。
「自主上映なんてやったことがない」「たくさんの人を集める自信がない」と不安になるかもしれません。しかし、「この映画を自分の町の人たちに観てほしい」「この上映を通じてネットワークを作りたい!」そんな想いがあれば大丈夫です。
自主上映はひとりではできないけれど、ひとりの熱意から始まります。その想いから、少しずつ仲間を増やして上映会を作っていくのです。

自主上映会までのステップ

01.作品を選ぶ
ロングラン配給作品から上映を希望する映画をお選び下さい。
02.協力者
選んだ映画に興味を持ちそうな仲間や地域のグループなどに声をかけ、実行委員会を立ち上げましょう。
会の名称と代表者、会計などそれぞれの役割分担を決めます。
03.予算
上映会の総売上の目標を決めた上で、上映経費を計算してみましょう。
上映契約料金・会場費・機材費・宣伝経費・印刷費など雑費が必要になります。
04.上映規模
実行委員会でどれぐらいの観客を呼び込めるでしょうか?
上映規模にふさわしい会場を探しましょう。
05.上映日時
上映日時は、観客を集めやすい日時にしましょう。
06.映写機材
映写機材を用意しましょう。
DVD再生機・プロジェクター・スクリーン・スピーカーなどの機材が必要になります。
会場によっては映写設備が完備している場合もあります。
07.上映申込
会場・上映日時・映写機材など全て決まったら、自主上映の申込をしましょう。
申込が受け付けられたら、次のステップです。
08.宣伝素材
上映会を告知するためのチラシやポスターを用意しましょう。
手作りでもいいでしょう。
ロングランから購入する場合は、必要枚数を申し込みましょう。
09.宣伝活動
チラシやポスターを貼ってくれるお店などはありますか?
宣伝計画を立てて映画の告知を行ないます。
実行委員会で前売券の販売活動・協力要請活動も実施しましょう。
10.予行練習
上映日の7日前に、上映素材が届きます。
実際に使用する会場であらかじめ上映テスト行なって、映像や音声に問題が無いか確認しましょう。
11.上映会本番
実行委員会であらかじめ当日の役割分担(受付・場内整理・司会者など)を決めて、当日に臨みましょう。
当日券のつり銭、アンケート・展示物など資料の用意や、当日の進行についても事前にしっかり準備を。
12.上映会終了
お疲れ様でした。協力者・団体への報告やお礼を忘れないようにしましょう。
余剰金が出たら打ち上げなどで互いの労をねぎらうのもいいかも。
ロングランに、上映素材と上映報告書を送ります。
また、上映契約料金・宣材費などの請求金額をすみやかに指定口座にご入金ください。



実行委員会方式などで行なう、有料上映会のほか、様々な形での上映会のための作品提供も行なっております。お気軽にご相談下さい。