映画『増田 進 患者さんと生きる』を
皆様の手で上映してみませんか?

現在、全国150か所での上映を目指し、『増田 進 患者さんと生きる』の上映会を開催してくださる方を募っております。
100人以上の規模はもとより、小さな上映会や研修会、学校などの教育機関での上映会を行うことも出来ます。
また、都鳥伸也監督を招いての“上映会+講演会”などを企画してみてはいかがでしょうか?
ご興味のある方はお気軽に各担当者にお問合せ下さい。

地元・西和賀町からの推薦文

岩手県西和賀町は、旧沢内村当時から生命尊重を町是としてきています。深澤晟雄村長(1957年から1965年の8年間)は、「健やかに生まれ、健やかに育ち、健やかに老いる」ことを理念に、それを具現化し、全国に先駆けて、老人や乳児の医療費無料化や乳児死亡ゼロを達成してきました。この重要な実践者の一人が医師・増田進先生なのです。
先生は医師であると同時に健康管理課長も務められました。治療と同時に病気にかからない活動、予防や健康教育にも力を入れてきました。それは現在の緑陰診療所の活動にも引き継がれています。
今、保健、医療、福祉の連携や統合、地域包括体制づくりが課題となっています。旧沢内村は昭和30年代からその取り組みをしてきました。今を考える原点が旧沢内村の実践であり、増田進先生の歩みそのものであります。
この記録映画は、機械や設備、ITに頼る現代医療で忘れられている「人間を観る」、「生活を観る」ということがいかに大切かを描き出しています。
更に今、政治の方向は強い経済を求める「経済重視」に進んでいます。
深澤晟雄村長没後50年の今年、彼が言った「政治の中心が生命の尊厳、尊重であることを再認識し、生命の尊重のためにこそ経済開発も社会開発も必要なんだという政治原則を再認識すべきであります」(1965年深澤晟雄村長の岩手放送ラジオでの年頭のあいさつ)という言葉が改めて響いてきます。
この映画は、今もう一度深澤理念を考える時だとも訴えています。
「生命尊重の理念」を見つめなおすために、ぜひ、全国の皆様に、この映画の上映会を企画、開催して頂ければと願っております。

高橋典成NPO法人 輝け「いのち」ネットワーク・代表)