ワラタネスクエアの活動について

 ワラタネスクエアは、不登校・ひきこもり・ニート様々な生きづらさを抱えている人たちが「誰かとつながりたい」と思ったときに気軽に遊びに行ける場所。
 誰かと会いたい、誰かと話したい、ただ静かに座っていたい。何をしても、何もしなくても大丈夫。自由にリラックスして過ごせる居場所です。
 ワラタネスクエアには、特に固定されたプログラムはありません。
 皆さんが自由に過ごし、互いに笑いあい、時には泣いたりもする。そんな空間です。

 ワラタネスクエアでは、居場所づくりのほか、「不登校・ひきこもり相談窓口」をはじめ、「わらたね食堂」「家族茶話会ふわっと」「当事者研究」、そして年一回の大イベントである「わらたねフェス」など、様々な活動をしています。

 映画は、ワラタネスクエアの日常から始まり、「わらたね食堂」や「家族茶話会ふわっと」「当事者研究」、年一回大イベントである「わらたねフェス」などの活動を軸にしながら、後藤さん親子をはじめとするワラタネスクエアに集う人々を描き出します。

映画製作に向けてのメッセージ

 ワラタネスクエアには日々いろんな人たちがやって来ます。乳児から70代の高齢者まで、抱えている事情や生きてきた背景も本当に様々。北上市内だけではなく、県外からもやって来ます。特別なものなど何もない場所になぜ彼らはやって来るのか。ただ一つのルールは「否定しない」こと。どんな人も今のあなたのままでいい、そういう思いでやっています。とはいえ、偏見まみれの自分に気付いたのもワラタネスクエアを始めたから。どう見ても大変な状態の人たちが実はとても素直で優しくて純粋なことに気付きました。彼らとただ笑っていたい、そう思うようになりました。そんなワラタネスクエアの日常を映画にしていろんな人たちに観てもらえるのは本当に楽しみです。映画製作のための製作協力金にもどうかご協力をよろしくお願いします。

笑いのたねプロジェクト代表
労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団 北上笑いのたね事業所 所長
後藤 誠子


◉ Profile
次男の不登校ひきこもりをきっかけに自分にしかできないことがあると気づき、生きづらさを抱えた人たちと地域をつなぐ活動を始める。現在は不登校ひきこもりの親としての講演やコミュニティFMでの発信、様々なイベントの企画、誰でも来られる居場所『ワラタネスクエア』の運営などをしている。『世界一受けたい授業』『ウワサの保護者会』などメディア出演多数。